海外留学をするorしない?

最近は期間の長い短いはあれど、留学をしたことがあるという人が増えているように思われます。
文部科学省の調査を眺めてみると毎年5-6万人くらいの日本人が留学をしているようです。
私も留学をしていた経験があり、その経験を少し振り返ってみたいと思います。

私は留学をする前は海外留学をするということが何か特別であることのように思っていました。
海外に行ったことがなかったころには、通っていた高校にいた帰国子女の生徒に対してなんだか無条件ですごい人だと感じましたし、外の世界に対して憧れを抱いていたのでしょう。
その後たまたま留学する機会を得たことがありましたが、実際に行ってみると印象はかなり変わりました。
留学をするということは引っ越しをするのと大して変わらないなと。
住む家や学校が変わり、住み慣れた環境から離れていく。
そこに付け足すと言葉、生活習慣、食べ物、社会常識、人種、それぞれの文化的バックグラウンドや歴史などにも異なりがあります。
うーん、並べてみると色々と違いがあるので、最初は苦労するのも当然かもしれませんね!

よく留学の宣伝なんかを聞くと、そうした環境を通してグローバルな感覚を身に着けるとか言うかもしれません。
実は以前に就職面接の一環でほかの人が話しているのを横で聞いていたのですが、なぜ留学をしたのかという質問に対して海外に留学することでグローバル感覚を身に着けて世界の懸け橋になりたいと答えていました。
私も留学に行くまではそうしたことを考えていたのですが、実際に行ってみると少しずれを感じます。
グローバル感覚とかって非常にあいまいなことで、世界の懸け橋になるって具体的に何ができるのでしょうか。
日本の紹介をしようにも案外自分自身がきちんと理解していないことも多いですし・・・
やっぱりそうしたことだけでなくて、何か土台になるしっかりとしたものが必要だと思うんです。
この留学の目的はこうだって言えるものが何かないと、ただ英語が上手くなるだけで終わってしまうような気がします。
とは言いつつも、面白そうとか、行ったことがなかったから何か新しい可能性を探したいとか、実際に行くまではしっかりと目標が定まっていない場合もあると思います。

自分もまさにそんな感じでした。
そんな方はまず目の前のことを何でも一生懸命やってみると良いかもしれません。
新しい環境に入ると今までやったことがなかったことに挑戦する機会が増えると思います。
留学なんてなればなおさらのことで、それを目いっぱい生かしましょう。
そうしているうちに気づけば目標が定まってくることも多いはず。
例えば私は学校のカリキュラムの関係で、生まれて初めてピアノの授業を教わることになり、それが予想以上に楽しくてピアノの音楽を聴くことが好きになりました。
物理の授業では少人数での議論が好きで、英語が下手な自分でも数式を読むことならできる!と頑張っているうちに、物理が面白くなりもっと深く勉強することに決めました。
最初は留学をするということに対する期待も大きい分、うまくいかないことがあると不安になったり焦りを感じることもあるかもしれませんが、そこはぐっとこらえて目の前のことを一つ一つ頑張ることが結局大事です。
言葉だって海外にいれば自然と英語がものすごく上達するというわけでなく、失敗の繰り返しから徐々に少しはましな英語を話すようになっていくということなのです。

物理学の音楽性

ちょっと変わったタイトルですが、音楽に関してど素人なので物理の話です。
難しい話は分かりませんが、音楽とは物理的な現象としてはいくつもの周期的な音の組み合わせでできています。
音とは空気の振動です。空気中において分子という非常に小さな粒々が勢いよく飛び回って、空間を埋め尽くしています。
分子たちの密度の高い部分と低い部分が一定の周期で続いている状態が、音の振動を作り出しています。
この周期こそが音という波を定義するものなのですが、面白い性質がありまして周期の異なる波はお互いに独立して足し合わせることができます。
ある周期をもつ波Aと異なる周期をもつ波Bがあったとすると、その二つが同時に存在するとき単純に二つのグラフを足し合わせればいいのです。
波の重ね合わせの原理でググると分かりやすい図が出てくると思います。
結論から言うと音楽とは異なる振動数を持つ波の重ね合わせによって生まれてくる、より複雑なパターンをもつ周期的な合成波というわけです。

実は物理学というものもこれと似たような構造が成り立っています。
この世界には数多くの粒子が存在し、それぞれが異なる振動数を持つ音のようなものなんです。
ちなみにこの振動数というものが、粒子の持つエネルギーに対応しているのです。
そして、それらがお互いの電磁力や重力、その他諸々の力で干渉しあいながら作り上げられるものこそが、この宇宙というわけです。
とは言えこれは最もシンプルな記述の仕方で、もっと複雑な機構はいろいろとあると思います。
この考え方は量子力学以降生まれてきたものだと思います。
量子力学を最初に勉強してまず訳わからんとなるのは、粒子性と波動性という二つの性質を併せ持つのが物質であるという考え方でしょう。一見矛盾しているように感じられます。
しかし数学的には粒子性とは波の振動をある一点のみに与えたものという意味では、波の性質と全くかけ離れたものというわけでもないです。
そして厳密な意味で一点のみに存在するという真の粒子性を持つ粒子は存在しません。
私たちが便宜上粒子と呼んでいるのは、波であることには変わりがなく単に非常に幅の狭い区間でしか揺れ幅が観測できないということです。
ただしそれだけ狭い区間でしか存在しないのだからある一点にのみ存在するとしてしまっても問題は起こらず、そっちの方が計算が楽だからそうしましょうということはよくあります。
まあ細かいことはおいておくと、量子力学の発展によって物質的実在が波のようなものと考えられるようになってきたということです。
こうして物理の世界観で考えてみるとこの宇宙そのものが壮大な音楽みたいなものだと感じられてきませんか?

勉強をするときに音楽を聴く人、聴かない人

みなさんは勉強をするときに音楽を聴きますか?
勉強をするとき、集中しているかどうかでその効率って全然違いますよね。
3,4時間くらいのまとまった長さで勉強をしていると、ドーパミンやら何やらがでてどんどん理解が進むときと、いつまでも同じページの字面ばかり眺めているときとありますよね。
集中できているときはもう何もせず勢いに任せてずんずん進んでいくだけですが、難しいのはうまく勢いに乗れないときなんですよね。
そんな時に音楽を聴いてみると頭がはっきりしてくることがあります。
今日はそのことをちょっと書こうと思います。とはいえあくまで個人的な経験に基づいた話で人それぞれ合ったやり方というものがあると思いますので、特に役に立たない話かもしれないです。

私の友達で成績優秀な人がいましたが、彼はいつもクラシック音楽を聴いていました。
彼曰く、勉強は少々退屈で飽きてしまうので音楽を聴きながらでないと続かないと言っていました。
作業の邪魔になるので歌詞がある歌はやめた方がいいと言いますが、彼の場合はもともとクラシック好きなので勉強をしながら盛り上がってくると指揮を振り出したりします!
これだけだと勉強から気がそがれてしまっているように聞こえるかもしれませんが、彼の集中力は大したもので丸一日図書館に缶詰で一緒に勉強をしていても、彼が居眠りをしたり集中を乱されているような様子を見たことはありませんでした。
やはり優秀な人は集中力から違うなぁと思ったものです。

私の場合は作業中の音楽の扱いはいくつかのパターンがあります。
基本的に前日によく眠りやる気満々で勉強に臨む日は、音楽は必要ありません。
新しいことをどんどん学んでいくことに楽しみを感じられ、そのことがさらに突き進む原動力になってくれます。
こんな日は音楽に頼らずとも集中できて、作業効率もかなり良いです。
しかし世の中なかなかうまく行かず、なんとなく気分が乗らない日もあります。
というか大抵そんな日ばかりです・・・
そんな時には音楽の出番です。
パッと思い浮かんだ曲を聴きながら、作業に入っていきます。
うまくすると次第に音楽がうるさく感じてくるので、止めてしまったほうが集中できます。
そして飽きたらまた音楽で元気を出して作業に戻る、の繰り返しで騙し騙しやっているわけです。
さらにひどい時には、不摂生な日の次の日など頭がぼんやりして話にならないこともあります。
もう机について5分で目を開くので精一杯みたいなとき、どうしようもないですね。笑
そもそも疲れがたまっているので、ポップな音楽などを聞いてもうるさいだけでちっともやる気になりません。
こういう日にはクラシック音楽やピアノ演奏などしか聴きません。
聴いていてストレスにならないので、長い間聴いていられるんです。
まあ結局焼け石に水なので効率は悪いですが、そればかりは自業自得ですね。

結論としては勉強の効率向上には何より日ごろの睡眠、生活習慣が大事だと思います!
音楽を聴くことは短期的には気分も良くなり作業も楽しいですが、長時間の勉強をするのであれば次第に疲れを感じることにもなると思いますので、気を付けながらうまく活用できればベストですね。

新たな習慣を身に着けるには

最近思うのは、長い目で見ると習慣っていうのが自分の成長に直結しているということです。
習慣というのは要するに自分の時間をどのように使うかということなので、自己マネジメントみたいなものですよね。
目標を定めて行動を積み重ねていく、それが思った以上に物事の成否を決定している気がします。
優秀な人はもちろんもともとの才能やら何やらもあると思いますが、何より常に成長し続ける良いサイクルを作り出すことができているんじゃないかなと思います。
そんなわけで何らかの行動を習慣化していくということを意識的に行うようにしようということが増えてきました。

とはいえなかなか難しいですよね。
三日坊主という言葉もある通り、最初のやる気はあっさりと冷めてしまうことはよくあります。
自分もどちらかというとそんな失敗ばかりですが、反省をしてどうしたら新たな習慣を身に着けることができるかを考えてみました。

とりあえず経験上良さそうかなと思うことを箇条書きにしてまとめてみます。
1.ある程度ゆとりや流動性を持たせたスケジューリングにする
2.行動内容は細分化して具体的に
3.最初は質に関してのハードルは下げ、継続することを重視する

例を挙げると、私はもう少しブログの更新頻度を上げたいと思っています。
しかしながら、ほかにいろいろやりたいことがあるとついつい忘れてしまうわけです。
そこでこの方針に従って目標を立てました。
1.三日に一度の更新を目指す
2.ちょっとしたスキマ時間を使って軽くメモに書きたい内容をまとめる
3.記事一本あたりの時間は30分以内で抑えられるような簡単なものにする

個人的には二つ目の作業を分割することは自分のやるべきことがより明確になり、結果として達成しやすくなるので重要だと思いますね。
いずれにせよせっかくやるからにはいろいろ考えて工夫をし、楽しんでやっていくことが一番ですよね。
自分にとって辛いことを無理やりやらせようとしても続かないものです、たぶん。

外部からの東大院試(物理)の話

東大の院試問題は簡単ではないです。
でもしっかりと基本を抑えておけば、まったく歯が立たないということはありません。二ヵ月ほど院試の対策に時間をかけたのですが、その中で気づいたことを書きたいと思います。

1.勉強方法≪数学≫
とにかく基本をしっかり身に着けたら院試問題を解いて実践するのみです。
数学においてはもう過去問を見ればわかりますが、問われる内容はすごく限られてます。
何より行列を頑張りましょう。あとは微分方程式の解法をいろいろと問われると思うので、そっちも確認しておきたいところです。
私は問題を解く前に一冊でコンパクトにまとまった参考書を読んでから入りました。
使っていたのはこちらです。

これならわかる工学部で学ぶ数学

大学で学んだことの復習が第一と思いますが、それに重ねてこの本を読むことでたいていの知識はカバーできたと思います。


2.勉強方法≪物理≫
物理のテストは4時間の長丁場です。
全部の問題ができなくても大丈夫ですが、まったくできない問題が一つでもあるとかなり厳しくなります。
個人的においしい問題は一題目の量子力学ですね。
これは量子力学1(猪木・河合)を読んで過去問を解くのみです。

それに対して二問目に出題される統計力学は当たりはずれがある気がします。
カノニカル・グランドカノニカルのポテンシャルからエントロピーやエネルギーなどの求め方、フェルミ粒子やボーズ粒子の分布関数などを理解したうえで、あとは自分の解ける問題が出ることを祈っていました。笑

三問目は多くの場合電磁気、たまに古典力学の問題が出ます。電磁気の問題はマクスウェル方程式から解いていくパターンが多いので、パッと見てわからなくても頑張って計算してみましょう。

4-6問目は実験の問題ということで、一体どうやって準備をすればいいのかって話ですが、これは過去問を解いてわからないところはググってできる限り完答を作る努力をしましょう。
案外出された問題が東大の実験レポートの課題から出されていることなどがあり、外部の学生からしたらさっぱりわからないような問題でも答えが見つかることがあります。
経験としてはガンマ散乱、光電効果、電子対生成の三パターンからなる光と電子の相互作用は頻出する気がします。でもこういう頻出問題より、今まで見たことがなかった問題のほうがじっくり取り組んでみると簡単である場合があります。私は頻出問題はある程度チェックしていましたが、本番ではグラフ読み取りがある問題は比較的時間をかけずに解ける場合が多いのでそっちを狙ってましたね。


3.倍率の話
大学院の倍率は学部のころより低いです。
大学院のホームページでも確認できますが、だいたい受験者200人くらいに対して合格者は130人くらいだと思います。
つまり、三人に二人程度は受かるわけです!
しかし、ここにちょっとした罠があります。内部生と外部生では合格率が結構違います。
院試合格者の内部生比率はおよそ半分です。つまり60人程度は内部生であると考えられます。
ところが東大の理学部所属の学生数は四年生の段階で70人程度らしいので、内部生の合格率は8割程度!
ほぼ合格する安心設計なわけですねー。
私の立場としては外部からの受験です。外部からの受験者だとどうでしょう?
残りの受験者数130人のうち合格するのは70人ほど、つまり合格率は50%近くまで落ちてしまうのです。
そういうわけで外部受験の方は、低い倍率に惑わされず一生懸命勉強しましょう。

4.合格点の話
だいたい7割くらいとれば受かるとはよく聞きますが、実際私の点数もその程度だと思います。
しかし、当たり前の話ですが人気の研究室に合格するのと、どこでも構わないからとにかく合格するのとではまるで話が違います。
後悔しないためにも妥協ラインなどは設けず、少しでも高い点が取れるように頑張りましょう。
それほど研究室にこだわりがないという場合、指導教員の振り替えをありにしておけばより安心です。
でも筆記のあとで口述もありますので、自分の受ける研究室の志望理由などは明確にしておくべきです。
Profile

tom

Author:tom
Welcome to FC2!

Latest journals
Latest comments
Latest trackbacks
Monthly archive
Category
フリーエリア
フリーエリア

自然科学 ブログランキングへ
フリーエリア
フリーエリア
Search form
Display RSS link.
Link
Friend request form

Want to be friends with this user.